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このレポートは不動産・相続・金融・税務を中心にビジネスに直結する有益な情報・最先端の情報を、タイムリーかつコンパクトにまとめたFAXによる月8回のレポートです。発行から2年経過後にネット上で公開しています。
このサイトでは、そのうち時事に関するトピックス分のみを項目別に分類し公開しています。下のリンク先で2年経過分を全て公開しています。
昨年に始まった法科大学院制度が予想と違う方向に向いています。司法試験合格率70-80%の制度、つまり医学部と医師国家試験の関係になるはずでした。そんな思いもあって昨年の大学院第一期生の受験者は多かったようです。
しかし現実には全体で50%を越えることはなく、大学院によっては1桁の合格率もありそうだとのことです。これを受けて今年の大学院受験者は激減しています。大学院倒産の危機もあるようです。
「そのつもり」で大学院に入って試験に受からなければ、無駄な2年間3年間となります。既存の司法試験に望むのならそれなりの覚悟も必要だったはずですが、「そのつもり」にさせられて大学院にはいった学生にとっては人生が狂いかねません。
(中央公論2005.3.)
インターネットではオークションが盛んです。ヤフーの「Yahoo!オークション」は規模の拡大が急です。不動産物件の出品も少なくないようです。のぞいて見ました。
『広大な敷地にフィンランド製の高級別荘 土地宅地建物』は出品者の希望落札価格1億円、最低入札価格5500万円で出品されていました。
『オーナー直 貸マンション 1R 6階角部屋 眺望最高 渋谷文化村』は98,000円で出品されています。そこには「オーナー直接契約ですので、仲介手数料、不要ですのでご入居時の契約金のご負担がその分少なくて済みます。」とのコメントがあり、写真や物件資料も掲載されています。
『全国コンビニ店オーナー様。人気の街渋谷に賃貸物件が空予定』なんていう出品もあります。
誰でもインターネットを使ってオークションに出品し売買ができる時代です。しかし、この場で高額の不動産を個人が落札するには勇気が必要です。
不動産ネットオークション事業を展開するIDUという会社があります。ダイア建設の大量の在庫をネットオークションで処理したことで有名です。このIDUがYahoo!と提携します。
Yahoo! オークションに出品される不動産について瑕疵がないか等をプロとして調査診断します。つまり出品者が不動産をオークションに出品するにあたって、その物件についてプロのデューディリによるお墨付きを出してもらうことができるのです。
Yahoo! が不動産仲介業者のライバルになります。
(全国賃貸住宅新聞2005.2.7.)
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企業の合併買収の会計処理が2006年4月に変わります。大企業の合併はお互いの帳簿価格を引き継ぎ、対等合併の精神というものが多かったのですがこれは原則不可となります。合併会社の会計処理は被合併会社を時価で「買った」とする処理になります。会計が変われば経営者の発想も変わり、相手を呑むかの呑まれるかの世界に近づきます。
新ルールでは操作余地が減ります。
わかしお銀行と三井住友銀行とが合併の際の存続会社は何と、わかしお銀行でした。これは合併の会計処理で含み損処理というマジックでしたが、このようなMrマリック的なマジックは難しくなります。
親会社や子会社の合併で資産の洗い替えや含み損処理も不可となるので、駆込み合併も予想されます。
(日経金融2005.1.13.)
シュレッダー販売大手でJASDAQ公開の明光商会の中間期最終損益が2億円の赤字です。当初予想は2億円の黒字で、売上は伸びて経常利益が倍になったのにもかかわらず最終損益が赤字となった原因は、40年間社長を務めた前社長の役員退職慰労金(役員退職金)6億円を特別損失に計上したからです。
(日経金融新聞2004.12.21.)
非公開の中小企業なら社長の役員退職金で赤字になるなんていうのはよくあることですが、同様のことが公開企業でもおこっています。
退職金を受け取ったときの所得税住民税率は他の所得の半分で済み、退職所得としての特別の控除もあります。つまり役員報酬で受け取るより税負担はずっと軽くて済むのですから、事前のプランニングが重要です。創業社長の役員退職金は、生命保険等を使って、時間をかけじっくりと準備が必要です。
