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「エトセトラ」






 
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2004年9月23日(木)

絵画の値がインターネットでガラス張りに

相続税の世界での大きなブラックボックスのひとつは絵画です。まず隠しやすいこと。どこかの倉庫にしまってしまえば分かりません。ただし課税側も高価な絵画の動きについては詳細に資料を収集しているようで、ときによると税務調査の現場で何十年前の資料をだして「絵があるはずだ」ともなります。

また時価の把握がしにくいこと。贋作リスクがありますので価格査定は慎重にならざるをえません。

バブルの頃は相続税対策での「絵画の買戻し条件付売買」を提案している会社がありました。

絵画1億円を全額融資で購入し絵画の現物は米国の倉庫に置いたまま。相続時評価は5000万円程?。相続後には購入価額の1億円で買い戻すとのことでした。…結末がどうなったかは分かりませんが。

インターネットは隠された価格をどんどんオープンにします。ネット上の画廊「アートギャラリー・タグポート…http://www.tagboat.com」は現代アーティスト300作品をネット上で販売しています。

作品ごとに3つの価格が表示されています。ある作品では(1)販売価格707,700円(2)ニューヨークでの店頭販売価格5500ドル(3)その画廊での買取価格426,000円となっています。絵画の価格はブラックボックスから抜け出しそうです。

サイト運営元は金型部品商社ミスミの創業者。ミスミはブラックボックスだった金型部品の世界に標準仕様と標準価格を持ち込んで業界トップクラスに成長した会社。メーカー発想とインターネットとを絵画に持ち込むとこうなってしまいます。

(日経流通2004.9.18.)

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